米Pepper Computer:Linux採用のネット端末、「オリガミ」に対抗

 米Pepper Computerは6日(米国時間)、Linuxを利用した携帯型のインターネット閲覧端末「Pepper Pad 3」を発表した。無線LAN機能を搭載し、横29センチ、縦14.9センチ、厚さ2.3センチというサイズながら、本格的にネットを楽しめる。米Microsoftが推進する超小型パソコン(オリガミ)に、Linuxで対抗する。

 ディスプレーの両脇にキーボードがあり、両手の親指で入力できるのが、オリガミに似ており、Linuxの採用で価格を699.99ドルに抑えることで、大手に挑戦する。

 Linux Kernel 2.6をベースにした独自OSを採用。7インチのタッチスクリーンを搭載しており、電子メールやインターネット・メッセージ(IM)、音楽や動画の再生も可能だ。重さは985グラム。プロセッサーは米AMDの「Geode LX 800」で、20GBのハードディスク、ステレオ・スピーカーも内蔵する。

 現行機種の「Pepper Pad」より性能が強化された一方、小型化して価格も下がった。8月に発売予定で、米Amazon.comで予約を開始した。製造は韓国のHanbit Electronicsが担当する。【南 優人/Infostand】

Pepper Pad 3
http://www.hbe.co.kr/english/main/main.htm

Pepper Computer
http://www.pepper.com/